頸椎症の診断〜整形外科ではどんな検査をするの?〜のイメージ画像

前回のコラムでは、頸椎症の原因と、頸椎症性頸椎症・神経根症・脊髄症という3つの分類についてお伝えしました。
今回は、整形外科を受診した際に実際どのような診断・検査が行われるのかについて解説します。「病院やクリニックに行ったら何をされるのだろう」という不安を少しでも解消していただけると幸いです。

●問診・視診・触診

整形外科での診察はまず、問診から始まります。「いつ頃から症状があるか」「どの部位に痛みやしびれがあるか」「どんな動作のときに症状が悪化するか」「過去に首を怪我したことがあるか」「仕事やデスクワークの状況はどうか」といった情報が、診断の重要な手がかりになります。

次に視診・触診を行います。首・肩の動きの範囲(関節可動域)、姿勢の状態、筋力の左右差、腕や手のしびれの分布などを確認します。また、特定の神経が障害されているかどうかを調べるために、腱反射(膝や肘をハンマーで軽く叩く検査)や感覚検査が行われることもあります。整形外科では症状に応じて、スパーリングテスト(頭部を後ろに反らしながら左右に傾けて圧迫を加え、腕へのしびれや痛みが誘発されるかを確認する検査)などの徒手検査を組み合わせることがあります。

●レントゲン検査

頸椎症の診断において、最も基本となる画像検査がレントゲン(X線)です。正面・側面・斜め方向から撮影することで、以下の点を確認します。

  • 頸椎の並び方(アライメント)の異常
  • 椎間板の高さの減少(椎間板の変性)
  • 骨棘(骨の突起)の形成
  • 骨の変形・不安定性

なお、レントゲンでは軟骨や神経、椎間板の内部構造は直接映らないため、症状や所見に応じてほかの検査と組み合わせて評価します。

●MRI検査が必要なケース

レントゲンでは判断が難しい場合や、神経根症・脊髄症が疑われる場合には、MRI検査が有用です。MRIでは椎間板・脊髄・神経根・靭帯など、レントゲンでは映らない組織を詳しく確認することができます。特に、腕や手のしびれが強い場合、両手・両足に症状がある場合、歩行に支障が出ている場合などは、MRIによる評価が治療方針の決定に大きく影響します。なお、MRI検査は院内では実施しておらず、必要と判断した場合には連携する医療機関をご紹介いたします。

●気になる症状があれば早めに受診を

「しびれはあるが、まだ我慢できる」「首の痛みが続いているが忙しくて受診できていない」という方も少なくありません。しかし、神経への圧迫が長期間続くほど、症状の改善が難しくなる場合があります。首・肩の痛みや腕のしびれが続くようであれば、茨木市・総持寺のうめだ整形外科へお気軽にご相談ください。

●うめだ整形外科の診断サポート

茨木市・総持寺のうめだ整形外科では、問診・触診に加え、院内でレントゲンを行うことができます。必要に応じて連携医療機関でのMRI検査もご案内し、患者さまの首・肩の状態を多角的に評価したうえで、最適な治療方針をご提案します。また、理学療法士による専門的なリハビリ施術や、ご自宅でできるストレッチ指導も行っており、診断から治療・リハビリまで一貫してサポートいたします。首や肩の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

次回は、肩こり・頸椎症の保存療法について、手術なしで症状を改善する方法を詳しく解説します。