捻挫でお悩みなら茨木市のうめだ整形外科へ

スポーツの現場で最も頻繁に起こるケガ「捻挫」。
特に成長期である10代のスポーツ外傷において、最初の判断はその後の競技パフォーマンスに大きな影響を与えます。
今回は「捻挫においての医療機関の選び方」について解説します。

そもそも「捻挫」とは?軽く見ると怖い?

捻挫とは、関節に無理な力が加わり、骨同士をつなぐ靭帯や関節包(関節を包む膜)が損傷するケガのことです。
たかが「捻挫」と思われがちですが、靭帯が伸びたり切れたりしていることもあり、医学的に適切な治療が求められます。

特に10代の骨は成長途中であり、大人の骨よりも柔軟性がある一方で、特定の部分が弱いという特徴があります。そのため、自分では「ただの捻挫」だと思っていても、実際には靭帯に引っ張られて骨が剥がれる「剥離骨折」を起こしているケースも珍しくないのです。

足関節捻挫

足関節捻挫

(図)足関節の構成(右足)|日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain_of_ankle.html

もっとも頻度の高い足関節捻挫、俗に関西では「足をぐねる」などといいますよね。多くの場合「内返し」といって足先が内へ入るように、足首をひねるパターンで起こります。足関節には多くの骨があって、それぞれの骨同士は靭帯でつながっています。捻挫するとその靭帯に負担がかかり、場合によってその一部が切れることもあります。または小さい骨折を起こすことも稀ではありません。

旧来はレントゲンだけで診断するしかなかった足関節捻挫ですが、最近の運動器領域のエコー(超音波)の進歩は素晴らしく、レントゲンで写らない靭帯損傷や微小骨折を、最新のエコーではとらえることができます。

レントゲンとエコーの両方の画像診断を持っていることで、双方の長所を生かしながらより良い診断に至ることができます(レントゲンは全体像を捉えるのに適しており、エコーは微細な変化を見るのに適しています)。

「整形外科」と「整骨院」

「整形外科は待ち時間が長そうだから、とりあえず整骨院でみてもらおう」とお考えの方もおられるかもしれません。

しかし「整形外科」と「整骨院(接骨院)」は、資格も役割も異なります。

レントゲンや超音波(エコー)などの画像検査を行うことができるのは医療機関である整形外科(整骨院は医療機関ではありません)です。

医師による診断を受け「軽度の捻挫である」と確定した後であれば、通院のしやすさなどを考慮して整骨院に行く、という選択肢もあるかもしれません。しかし、自己判断で最初の診断(画像検査を含む))をスキップすることはお勧めできません。

前述のとおり足関節は、脛骨、腓骨、距骨、踵骨、立方骨、舟状骨、中足骨などの複数の骨と複数の靭帯(とそれ以外の組織)で構成されています。どの部位にどの程度の損傷があるのか、単独損傷なのか複合損傷なのか、などによって治療方針を立てる作業は奥深いものです。

「たかが捻挫、されど捻挫」です。

茨木市でスポーツのケガにお悩みなら当院へ

「大事な試合に間に合わせたい」「レギュラー争いに遅れたくない」
そんな焦る気持ちがあるからこそ、遠回りをしないための初期対応を選んでください。

うめだ整形外科は、茨木市の地域医療を担う整形外科クリニックとして、スポーツに励む全ての学生の皆様を全力でサポートいたします。捻挫をはじめ、身体の痛みや違和感があれば、当院へご相談ください。